X-Sender: ogr@po.nsknet.or.jp
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Date: Wed, 23 Apr 1997 23:07:00 +0900
To: aml@jca.ax.apc.org
From: Toshimaru Ogura <ogr@nsknet.or.jp>
Subject: [aml 4650] MRTA update4/23
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Precedence: bulk
Reply-To: aml@jca.ax.apc.org
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小倉です。以下、山崎カヲルさんのページからの転載です。武力突入後の状況につい
て、下記のページから。

http://clinamen.ff.tku.ac.jp/MRTA/Urgente.html

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緊急報告

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 日本時間で本日(4月23日)午前5時23分、ペルーの治安部隊が日本大使公邸
に突入しました。現在9時ですが、判っているかぎりでは人質1名が死亡、MRTA側は
全員が死亡したとのことです。「捕虜は取らない」のがこうした場合のペルー軍・警
察の基本方針であって、おそらく負傷者もただちに射殺されたのだと思います。
 目下、情報はテレビ・ニュース以外にほとんど入っていません。
 これから集中的に来るであろうニュースは、このページで伝えることにします。
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 11時半すぎです。インターネットで手に入った情報は、まだ少しです。イタリア
の支援サイトにリマのジャーナリストとのインタヴューが掲載されました。早急に翻
訳します。Arm The Spiritの連帯ページは「エドガル・サンチェス」コマンドの「殉
教者たち」を悼むメッセージを貼っています。
 いくつか電話取材がきました。そのさいにいったことの要約を載せます。
 (1) 交渉が行き詰まっているというのは正しくない。MRTAは政治犯の釈放に関
しては、重病の人々のリストを公表して、彼らの釈放に要求をしぼっていた(『ラ・
レプブリカ』4月19日号も、それを認めている)。したがって、交渉再開のための
議題は、MRTAからフジモリ大統領に提出されており、決して進展がなかったわけでは
ない。
 (2) にもかかわらず強行突入がなされたのは、別に理由がある。現在、側近た
ちのスキャンダルで、フジモリ政権は窮地に陥っている。三頭政権と呼ばれるほど、
フジモリ氏は大統領補佐官で国家情報部のトップであるモンテシノスと陸軍のエルモ
サ将軍に依拠してきたが、このふたりはいま、女性情報員の殺害と拷問に関係してい
るとして、厳しい追及を受けている。議会では彼らの解任要求も出ている。モンテシ
ノスはさらに、昨年の巨額の収入の出所を疑われてもいる(彼はもともと、コカイ
ン・マフィアとのつながりをいわれてきた)。彼らが政権から放逐されると、フジモ
リ政権自体が崩壊する危険がある。今回の突入は、こうした状況を見て、政権維持の
ために行なったもので、人質の健康状態とか交渉決裂とかが口実にされるとしても、
実際にはフジモリ氏の政治姿勢に最大の原因を求めるべきであろう。
 (3) さらに、人質のなかから一人しか死者が出なかったことにも注目したい。
MRTAは彼らを戦時捕虜として扱うとなんども明言してきた。突入するなら人質と自爆
するとか、人質を射殺するだろうとかの、根拠のない観測が流れたが、今回MRTAはき
ちんと約束を守ったといえる。みずからの死の道連れに、などという発想がなかった
ことは、高く評価してよいのではないか。
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 ペルーからの第一報です。『ラ・レプブリカ』4月22日号(日本とは日づけが違
います)。まだ、分析的な内容はほとんどありません。

 午後4時3分、テレビは4台の強力に武装した軍用車両が、日本大使公邸の外に重
傷を負ったひとりの仲間を運び出す映像を映し、ペルーは驚きから醒めないでいた。
負傷者は頭をもたげる努力をしたが、左足を失ったことを示す結果になった。介入の
最中に聞こえた強力な爆発で吹き飛んだのだ。
 ペルーのテレビが世界中に伝えたこの映像ほど、暴力的な軍事作戦を雄弁かつ劇的
に示したものはない。この作戦によって、大使公邸占拠が引き起こした127日に及
ぶ緊張は終わった。
 その30分まえ、正確には午後3時20分に、あらゆるメディア番組は、強烈な爆
発と、大使公邸の庭からの何十人もの兵士の突入のイメージによって中断された。
 彼らの最良の武器は、急襲であった。迷彩服、ヘルメット、防弾チョッキ、ガスマ
スク、急襲ライフル(サイレンサーつきのUZI、M−16,AKM、RPG、いくつかには
擲弾筒がついていた)を持って、兵士たちは公邸の建物を突然襲った。主要な扉を吹
き飛ばし、ほとんどすぐに最初の人質たちが救出された。その先頭にはペルー人神父
のフアン・フリオ・ウィチがいた。彼は大使公邸に隣接したテラスから引きずられる
ように立ち去った。
 彼につづいて、やはり引きずられるように、兵士に付き添われた人質たちが、ひと
りひとり列を作りながら進んだ。ほとんど全員が髭をのばし、なんにんかはシャツな
しで、またなんにんかは下着姿で、公邸内部から聞こえる銃声や爆発音のただなか
を、公邸の横の階段を降りていく。
 時間がたつにつれて、人質たちの列がさらにつづく。3時20分、公邸のなかほど
にある天窓から、出火がはじまった。他方、射程の長いテレスコープつきライフルを
持った狙撃兵たちが、近くの屋上から、大使公邸の窓を狙って配置された。
 銃声がつづくなか、3時40分、強烈な爆発音が聞こえた。その爆風は、天窓を抜
けて拡がった。黒煙が屋上にいる兵士たちを覆った。
 最悪の事態が予測された。しかし、公邸に隣接するテラスから、ぞくぞくと人質が
脱出するのを見て、テレビの観客、それに近くの街頭に何十人となく集まった人質の
家族たちは、希望に満ちるようになった。
 午後3時45分、最初の負傷した兵士が運び出され、ストレッチャーで仲間たちに
よって連れ出された。3時48分、外務大臣のフランシスコ・トゥデラが、負傷して
ストレッチャーで運び出されるのが見えた。すぐあとで、身元不明の別の人質が、公
邸の外に停まっているペルー国家警察の救急車のひとつに移送された。
 さらに時間がたち、ペルー三軍のエリート部隊に護衛された人質たちの壮観な脱出
がつづいた。
 3時53分、さらに強力な爆発が起こり、公邸のセメントが揺らぎ、屋上に穴が開
いた。屋根の上では、ふたりの兵士が穴に銃をかまえた。
 4時3分、兵士たちがテラスを通って、作戦の成功を告げながら立ち去りはじめ
た。派手で予期しない軍事作戦が開始されてから、35分後のことである。兵士たち
はばんざいを叫び、抱きあい、勝利のサインを出した。さらに救出された人質たちと
抱きあった。
 ひとりの将校が新たに屋上に登り、MRTAの旗を引きずり降ろした。彼は非常に注意
深くそれを行なった。仕掛けられた爆弾が爆発するかもしれなかったので。
 4時13分、フジモリ大統領が到着した。彼は対爆発物用のプロテクター、携帯ラ
ジオ、防弾チョッキをつけていた。最初、公邸内に入る素振りを見せたが、すぐあと
五十人ほどの兵士たちと20人ほどの人質を呼び集めた。彼らは国歌を歌い、ペルー
ばんざいを叫んだ。外からでも、セルパに対する勝利者たちへの賛歌が聞こえた。
 大統領は兵士たちに敬礼すると、バスのドアまで人質たちに付き添った。バスは彼
らを近くの軍の病院へと運ぶ。
 午後5時、フジモリ大統領は公邸付近から立ち去ったが、そのさいに非公式に、作
戦の最中、最高裁の権威ある判事カルロス・ジウスティ・アクーニャが死亡したと判
った。犠牲者のなかには、軍の将校2名がいる。さらに数が不明な負傷者もいる。そ
のうちのひとりは、公邸突入のさいに片足を失っている。
 この版の最終時点で、ジウスティ判事は死亡しておらず、軍病院で手当を受けてい
る負傷者のなかにいるとのニュースがあった。フジモリ大統領自身が、介入にさいし
て人質はだれも死んでいないと保証している。
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 最新のロイター電でのMRTA国際代表イサーク・ベラスコの短い発言を訳します
(April 22 10:01 PM EDT )。

 MRTAのスポークスマンであるイサーク・ベラスコはハンブルクからロイターに電話
で、ゲリラたちはペルーにある軍事的・経済的目標を攻撃することで報復すると語っ
た。
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 午後5時25分、フランスから電子メールが届きました。名前は隠しておきます。
 「私の名前は****です。私はフランス人の工学部学生です。私はトゥパク・ア
マルーの人々にメールを送りたいのですが、どうすればよいのでしょうか。インター
ネットを通じてフジモリの行動を批判するには、どうしたらよいでしょうか。」
 なぜ私のところへのメールなのかは判りませんが、こうした反応もあります。
 ついでながら、MRTAの国外でのメール・アドレスは、
voz_rebelde@cl-hh.comlink.de、およびccc17427@vip.cybercity.dkです。
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p.s.なお、私のメールアドレスが下記に変更になりました。お手数ですが、アドレス
帳等の変更をよろしく。
((((((((((((((((((((-))))))))))))))))))
Toshimaru Ogura
toshi@jca.ax.apc.org
ogr@nsknet.or.jp
another world Home Page
http://www.jca.ax.apc.org/‾toshi/
http://www.toyama-u.ac.jp/‾ogura/another_world/gate.html
((((((((((((((((((((-))))))))))))))))))



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