Date: Fri, 25 Apr 1997 03:57:00 +0900
From: KOTETU <BYA03113@niftyserve.or.jp>
Subject: [aml 4679] RE: の日本語訳− MRTAの敗北 ?
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KOTETUです

  [aml 4665]の日本語訳をアップします。英語版([aml 4665])を参照しなが
 らの参考程度にはなると思います。前後の文脈を付けるために、多少言葉を
 補ったところがあります。

(以下、本文)
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「MRTAの敗北?」("A Defeat For The MRTA?")

ノルマ・ヴェラツコ(Norma Velazco)、トゥパク・アマルー革命運動(MRTA)欧
州スポークスウーマンへのインタビュー


Q:MRTAのゲリラたちは、日本大使公邸突入に際して完全に不意を突かれたと報
道されています。150人の特殊部隊による攻撃が本当に予測できなかったので
しょうか?

 いいえ。私たちは公邸への突入に驚きはしませんでしたし、それは公邸内に
いたMRTAの部隊にしても同じことでしょう。フジモリ大統領が事態のはじめか
らずっと軍事的解決を要求していたことを、私たちは常に知っていましたし、
そう主張してきました。彼がそのような意見を持っていることは、公邸占拠が
行われている間中、何度となく証明されてきました。公邸占拠が始まる前から、
リマと、カラオの湾岸地域には戒厳令が発令されていたのです。多く
の農民が容疑のないまま、MRTAのメンバーだとして逮捕されました。

 3月のことですが、隣家から公邸に向けて掘られていたトンネルが発見され
ました。このトンネルの発見によって、フジモリの意思が全世界に明らかにさ
れました。あのとき私たちが見たものは幻などではなかったのです。事件の間
中ずっと、フジモリは平和的解決について触れ、メディアはどの程度事件が解
決に向かっているのかを報道してきました。私たちは、しかし、多くの国々で
形成された国際世論が、ペルー政府への圧力を強め、そのことによって政府が
敗北を認めるのではないかといういくらかの希望を実際に持っていました。そ
うした国々とは、ペルーとは違い、人々が自由に通りに出、自分たちの要求実
現のためにデモができるような国のことを指しています。しかし、私たちのあ
ては外れてしまいました。


Q:公邸突入の中で起きた事実をどのように解釈されますか? (MRTA側では)2
人の10代の少女を含む14人のゲリラ全てが殺される一方で、2人の兵士と1人の
人質が死んだだけでした。

 MRTAの部隊の目的は、公邸内の捕虜を殺すことではありませんでした。公邸
内にいた部隊は、自らの要求を貫徹する決意していましたし、一方で捕虜の生
命に対しては最大限の保護を与えてきました。(MRTAの)部隊のメンバーと、
(特殊部隊の)兵士との間で戦闘があったことは事実です。しかし、MRTAの部隊
の多くは公邸が奪取された後に殺されただけでなく、たぶん拷問もされている
のでしょう。彼らの死体はいまだ公にされてはいません。


Q:大使公邸への突入がなされてから、ペルー人民の側での何らかの抵抗があっ
たのでしょうか?

 リマは完全に軍事化されており、その種の抵抗を起こすのは不可能です。し
かし数日が過ぎた後、ペルー全土で戦闘が起きるでしょう。MRTAはその準備を
しています。


Q:大使公邸の突入は、トゥパク・アマルーの敗北なのでしょうか?

 確かに、MRTAは重大な敗北を喫しました。MRTAにしてもペルー人民にしても、
そこから何も受け取ることができないような敗北なのです。しかしまだ事が済
んだわけではありません。私たちは今回の戦いに負けはしましたが、しかし私
たちの闘争は続いているのです。


Q:日本大使公邸への突入から数時間後、ペルー大統領のアルベルト・フジモリ
は、サン・イシドロ(San Isidro)外交地区にある高級レストランで、その直前
に手にした「テロリズム」への勝利を祝いました。フジモリは今回の事件を通
じて、事件が始まる前よりもより強力になっているように見えるのですが。


 もしフジモリの言葉を信じたとすれば、今回の行動はそもそも始めから起き
なかったことになるはずです。というのも、彼はかつてMRTAはもうとっくに壊
滅したと宣言したのですから。彼は今度もまた同じことをするのでしょうが、
しかし落胆することになるでしょう。フジモリに出来るのは当座の勝利を祝う
ことくらいです。彼の取ってきた行動は、ぺルー人民の抱える諸問題を全く何
も解決しないままにしているのです。人口の大部分が貧困や飢餓によって、ま
た適切な治療を受けることができないためにいまだに苦しんでおり、こうした
問題は拡大しつづけています。今回の大使公邸における危機の結末は、フジモ
リがただ軍事的手段にのみ依存していることを示しました。彼はこれまでもそ
うした手段を常に取ってきましたし、これからも必ずそうするでしょう。

 MRTAの部隊は、平和的解決を望んでいることを常に強調をしてきましたし、
また多くのペルーの人々はその同じ理由で街頭デモを行ってきました。平和的
解決の原則は、ペルーの政治囚がおかれている非人間的な状況を改善すること
にありました。しかし、フジモリ政権と対話する根拠など全くないこと、この
ことだけが明らかになっているのです。


Q:公邸占拠の目的は、ペルーの監獄にいるMRTAの政治囚の処遇改善を勝ち取る
ことだとされてきました。今回の新しい事態は政治囚たちにとってどのような
意味を持つのでしょうか?

 今まで政権が約束してきた処遇の改善は、一度も実行されたことはありませ
ん。ですから、私たちは同志を解放するための新しく、よりよい方法を考える
必要があるのです。しかし、そうした政治囚及び彼らが受けている非人間的な
扱いに目を背けないことその存在を忘れないことが、今、国際社会にとって重
要なことだと考えます。


(Peter Nowakによるインタビュー。Junge Welt誌 1997年4月24日号に掲載。
英訳はArm The Spiritによる)
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(以上で終了)

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Fri, 25 Apr 1997 03:52:27 +0900
KOTETU (Kyoto, Japan)
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