【米国便り4】トイレ、そしてインスタント・ドラァグショー
  (7/19@Oakland その1)

 San Franciscoのすぐそば、Oaklandでは、SMAAC Youth Centerというところで企画をさせて頂きました。行くまでどんなところか知らなかったんですが、玄関を入るといきなり「LGBTQIのホームレス」のことを扱うバナーが掲げてあったりして、びっくり。そのセンターは、踊りの練習をするスペースやミーティングスペース、ビリヤードなど交流スペース、飲み物の販売などがあって、地域のクイア・ユースがたまり場的に集まってきていました。非営利の民間団体だそうです。
(念のために言うと、L:lesbian G:gay B:bisexual T:transgender Q:queer または/および questioning I:intersex)

 トイレの男女別を廃止して、各トイレのドアに「UNISEX」と書いてあったのがいかにもという感じ。あっ、そうそう、こちらのトイレは、日本の公衆トイレのように一つのトイレに便器がたくさんあるとか、一つのトイレの中にいくつかの個室があるというのもあるけれど、そうではないはじめからの「完全個室」のもの(例えば家庭のトイレのような感じ)も結構あります。個室が二つあって、それぞれが「男子用」「女子用」になっている感じ。このセンターもそうでした。
 確かここのセンターだったと思うんだけど、「男も女もこのトイレを使えます」というオフィシャルな掲示に、手書きで「男も女も●それ以外も●このトイレを使えます」と書き添えてあったのが、さらにいい感じでした。非常に快適にトイレにはいることが出来て、私はうれしかったです。
 ね、わかるでしょ?なんかもう、場の設定の前提からして、日本の感じとは全然違ってます。強力なコミュニティーの存在や、運動の歴史を感じさせられました。

 さて実は、このセンターの要請で、インスタント・ドラァグショーをしました(写真あり)。私は以前、「ティト野鳥とザ・グレート・カブキ」というバンドに参加していて、そこでオカマの歌を歌ってドラァグショーをしていました。Oaklandでのリクエストが来たのが京都を出る数日前とあまりに急だったので、全然準備が出来なかったのですが、なんとか、「モリエンドカフェ」の以前のライブの音源をデータに落として持っていき、それにあわせて歌って踊ることが出来ました。でも、照明もないところで昼間に1人でショーをするのは少しつらかったかも。
 余談ですが、そのバンドでやっていた「マラケロ」という唄のことがエミさんにやたらと受けていました。マラカスを持ったヘンタイの唄です。またどこかでやりたいなぁ!!音源をつくらなきゃね。

●ティト野鳥とザ・グレート・カブキ
http://barairo.net/group/tito/index.html
●インスタントドラァグショーの写真
http://barairo.net/UStour2004/photo/Oakland/Oakland.html

投稿者 hippie : 2004年8月21日 22:10 | トラックバック
コメント

ひびのさん、写真見ました。すてきよ〜。
「かのきょん」みたいよ〜。(叶恭子。うれしくないか)
一人でのショーのプレッシャーなんて感じません。
これは実物を拝まなければね!

Posted by: 須田まき : 2004年8月31日 23:36

須田まきさん、コメントありがとう。来年の「スペシャル」は、お話しだけでなく、ショーみたいな企画などもしたいねとか言っています!須田さんは何か楽器出来たりしませんか?

Posted by: ひびの まこと : 2004年9月 1日 00:05

無芸大食人畜有害・年齢秘密・性別不詳のかっちゃんです。
トイレのことで、気になるニュースを二三日前に耳にしました。身長185僂僚装したロングヘアーの人物が、女性用の公衆トイレに入って建造物不法侵入の疑いで逮捕されたというものです。わたしがこのニュースから受けたトーンは、<女装した五十五歳の男が、覗き見をしようとして女性用トイレに潜んでいたところ、恐怖と不快感を感じた女性が助けを求めて、居合わせた正義感の正しい人に取り抑えられて警察に身柄を引き渡された。>というものです。このトーンおかしいでしょ、偏見に満ちあふれてますよね。
で、このニュースを耳にした瞬間わたしが思ったのは、その身長から「げっ!ひっぴぃちゃうか?」ってことです(笑)そして「ひっぴぃやったら、逮捕した警察さんはお気の毒に、こっぴどくやっつけられるぞー」ってことです。そしてこの事件が京都や関西ではなく福岡のことで、ロングヘアーはかつらだったという事からひっぴぃではなさそうだと知り、「残念」ってことでした。
「何、面白がってんのよ」ってしかられそうやね。m(_”_)m
そう、まじめな話しこれは真剣に考えなあかんことやと思う。被疑者とよばれているその人は、「女装しているから、女性用トイレのほうが自然だろうと思って女性用トイレを利用した」って主張しているのですが、いかにも言い訳をしているという風に報道されていました。
その人が身に着けていた衣服とかつらが写されていたのですが、確かにその服装では、男子用トイレに入っても不審がられるだろうと思いました。きわめつけはその人を取り押さえた正義感に満ちあふれた人が「大きな身体でどこから見ても男にしか見えなかった。」と侮蔑的な表情で発言しているのを映し出していることです。
何よりびっくりしたのは、公衆トイレに入って建造物不法侵入になってしまうということでした。

Posted by: かっちゃん : 2004年9月18日 22:04

かっちゃん、教えてくれてありがとう。これですね。
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news02.asp?kiji=7004
「鏡の前に立っている人を見つけた」というあたり、逃げ隠れしていない様子が、盗撮などの痴漢系の目的ではないのだろうという想像を抱かせます。うん、「人は、自身の性自認にもとづいてトイレに入る権利がある」とすべきだと思います。
ちなみにかっちゃんは「ひっぴぃやったら、逮捕した警察さんはお気の毒に、こっぴどくやっつけられるぞー」と書いてくれましたが、現在法的にはそんなに簡単には勝てないと思います。特に誰か人を「性的な暴力の加害者(この場合は覗きの容疑者)」だと見なした時、相手の話を聞かなくなるのは全然珍しい行動様式ではないです。もう、加害者・犯罪者だと決めてかかっている時の、あの「正しいことしている」という傲慢な態度!
その上で、こんなニュースもありました。
「女装でトイレ立てこもり 盗撮容疑で男性逮捕
http://www.badi.jp/kiji/2003/09/nw0309261.html
」もちろん盗撮は間違っているので、逮捕されるべきだと私も思うのですが、こういった事件が後を絶たないからこそ、冒頭のおそらく不当な逮捕事件も起きる側面があるわけで、なかなか話は一筋縄ではいかないな、と思いました。

Posted by: ひびの まこと : 2004年9月19日 11:06
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