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第5回レズビアン&ゲイ・フィルム&ビデオ・フェスティバル
IN
京都・大阪

1996年5月11日(土)〜17日(金) 大阪(十三)第七藝術劇場
1996年5月18日(土)〜19日(日) 京都(百万辺)京大西部講堂
[1996年5月8日(水)〜12日(日) 東京(青山)スパイラルホール]

主催:QFF
   606 京都市左京区吉田本町4 アートスケープ内
   tel 075-771-8489 / fax 075-752-2419
共催:L&G映画祭運営委員会(tel/fax 03-5380-5760)

企画主旨

 これまでスクリーンで見慣れてきた関係におさまらない、でも私たちのまわりにはいくらでもある恋や友情の形を描いた映画が観たい、これが私たちがレズビアン&ゲイのフィルム・フェスティバルを開催する第一の動機です。『東京国際レズビアン&ゲイ・フィルム&ビデオ・フェスティバル』はl992年以来、ボランティアベースの実行委貝会方式で開催されており、今年は青山のスパイラル・ホールでの開催が決定しています。以前からこうしたフェスティバルを関西でも開きたいと考えていた私たちは、まず東京の実行委買会とネットワークをつくり、東京での開催の直後に京都と大阪で開催することを企画しました。  フェスティバルを開催するにあたってのふたつめの動機は、セクシュアリティ、HIV/AIDS、恋愛、結婚、家族について考え、共感し、語り合うネットワークを拡げたい、というものです。実行委員会にはこれまで、大阪ゲイ・コミュニティ、OLP、ゲイフロント関西プロジェクトPなど、セクシュアリティと社会のありかたを考えるグループ、エイズ・ポスター・プロジェクト、アートスケープなど表現行為と社会の関係を問う団体、映画の上映を恒常的に行っている団体など、さまざまな場で活動している人たちが個人として参加しています。学生、会社員、社会学者、編集者、カウンセラー、パフォーマーで独自の問題意識をもちつつ参加しているメンバーもいます。「レズビアンとゲイをテーマとする映画の上映」をきっかけに集まったこれらのメンバーたちはすでに実行委貝会のなかでネットワークをつくりつつあります。開催当日の会場では、観客と実行委員会もしくは観客どうしのコミュニケーシコンをはかるため、カフェ、レクチャー&トーク、アートプログラム、パーティー、諸団体のブース展示を同時開催します。このようなかたちで開催される『東京国際レズビアン&ゲイ・フィルム&ビデオ.フェスティバルin京都・大阪』が、セクシュアリティ、HIV/AIDS、恋愛、結婚、家族をめぐる既存の考え方を揺さぶり、新しい生き方・関係のつくり方を模索するきっかけとなることを私たちは願っています。

■世界のレズビアン&ゲイ映画祭

 現在、アメリカやヨーロッパを中心に世界各国で大規模なレズビアン&ゲイ映画祭が継続的に開催されています。その中でもサンフランシスコの映画祭は今年20周年を迎えようとしており、l9回目の昨年は全部で3万人を超える観客を集めました。ロンドンでは毎年サウスバンクのナショナル・シアターで10日間以上にわたって開催され、ニューヨークでは今年、ジョセフ・パップ・パブリックシアターが会場になるなど、大型の公的イベントとして認知されています。オランダのロッテルダムではlケ月にわたり何館もの映画館で上映され、街をあげての一大イベントとなっています。また、こうした映画祭を支えるために、チャールズ・シュワブ投資銀行、アブソリュート・ウォッカ、バージン・アトランティック航空、ユナイテッド航空(サンフランシスコ)、ベネトン、ナヤ・ミネラルウォータ、コダック(ニューヨーク)、アメリカン航空、タイムアウト・マガジン(ロンドン)など、多くの企業から協賛が奇せられています。日本においてもキリンシーグラムやタワーレコードといった企業がゲイやレズビアンのイベントに協力する意向を表明しています。

■レズビアン&ゲイの映画はなぜ必要か

 多様な価値観が錯綜する現代、伝統的な価値観や既成の社会制度に縛られない、新しい自由な生き方を求める人々が増えています。そうした流れの中で、恋愛・結婚・家族といった、人と人との関係に対する考え方も大きく変わってきています。例えぱ、結婚をしない人が増えているという現象は、「結婚」や「家」といった制度に依存しない、ひとりの「個人」として生きていこうという考え方の現れなのではないでしょうか。それは恋愛が、社会的な制度を背負った「男」と「女」の間の関係から、「個人」と「個人」が愛し合う関係へと、移行しつつあるということを示しているのです。レズビアンとゲイの映画はまさにそうした「新しい恋愛の形、新しい個人と個人の関係」をテーマにしています。男性どうし・女性どうしが愛し合う同性愛者の場合、「結婚」や「家」という既存の制度(あるいは、「男とはこうあるべきだ」とか、「女らしく…」といったジェンダーの制約)を背負ったままでは関係を築くことができないからです。レズビアンとゲイの映画は、レズビアンやゲイ以外の人々、特にストレートの若い女性の間でも大きな反響を呼び、大勢の人々が上映会や映画祭に詰めかけています。それは、彼女たちがそうした映画を切に必要とし求めているからに違いありません。L&G映画は新しい恋愛を獲得するための、あるいは個人と個人がダイレクトに求めあうという、真のラブロマンスを取り戻すための、映画なのです。

■上映候補作

「CostaBrava(ブラバ海岸)」スペイン l995 35mm
「Thin Ice-Passion on the PinkRink(情熱のピンクの氷)」イギリス l994 35mm
「Man of the Year(ミスター・プレイガール)」アメリカ 1995 35mm
「Desperate Remedies(絶望への救済)」ニュージーランドl992 35mm
「Wigstock: The Movie(ウィッグストック)」アメリカ 1994 35mm
その他、ゲイ短編作品集など

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