パレード当日に配布したビラ


実行委員会からのプロジェクトP排除に抗議します。

 昨日の第3回レズビアン・ゲイ・パレード実行委員会で、プロジェクトPの排除問題についての話し合いを行いました。別紙の通り(Project Press号外にも載っていいます)、プロジェクトPの排除を不当だとする要望書には短期間で62名もの署名が集まり、レズビアン・ゲイ・コミュニティーにおいても意見の異なる者への排除を行う実行委員会のあり方に疑問を持つ人が多いということを実感しています。
 しかしながら、会議の場においては、東京在住の常任委員のメンバーから「代表のない団体などあるはずがない」(代表制をとらず運営しているグループはOLPを初めいくらでもある)、「『何でもありよ』などと名前に入っている団体はまじめに活動しているとは思えない」などのプロジェクトPを誹謗する言葉が出され、多くの人の賛同署名の集まった要望書を誠実に検討しようという姿勢は私たちには感じられませんでした。
 また、プロジェクトPが当事者として「なぜ実行委に入ろうと思ったか」について説明しようとしても十分な発言の時間さえ与えないというありさまでした。それどころか、出席したプロジェクトPのメンバーに対して「パレードの破壊をしようとしている」「議事を混乱させている」などといったことを大声で言い、一方的なレッテル貼り、罵倒し威圧しようとする人さえいたのです。
 採決では、要望書に賛成するのもが6(田中玲子、武田美亜、iri、OLP、G-FRONT関西、ILGA札幌ミーティング)、反対する者が11(南定四郎、中山晋作、磯貝宏、平井和也、野村一徳、小林広明、ハンズオンハンズ、LGN、ILGA日本、砦出版、エイズアクション)で、否決されました。
 ある意味では、例えばプロジェクトPのような団体を排除して成立している実行委員会ですから数で負けるのは当然といえば当然なのですが、しかし、パレードに参加する多くの人々の意見が誠実に検討されない今のあり方は改めねばなりません。実質的な討論を一切行わず「決定」を押しつけようとする実行委員会のあり方はこの問題だけではありませんでした。
 今年のパレードは「宣言」の採択が予定されていますが、、皆さんご存じでしょうか。この宣言の内容について、そしてそもそもパレードの後でこの宣言を出し、内閣総理大臣に持っていくことの是非について、、果たしてパレード参加者の間でどれだけちゃんと話し合いが行われているのでしょうか。
 この点について、大阪のOLP(「レズビアン」をキーワードとしてセクシュアリティを考えていくグループ)やG-FRONT関西の方から、充分にサークルの皆で検討していないので団体として現段階では賛成できない旨の表明がありました。メンバー間の合意を重視するグループとしては当然のことでしょう。この2団体は実行委員でもあり、24日の第2回実行委員会の場で「宣言」が検討されるものだと思って当日参加していたのですが、これらの意見も事実上無視されました。 常任委員は「5/4の第1回実行委員会で既に議決したので宣言は今更変えられない」とのみ答えるばかりで、事実として実行委員会の内部にも宣言の採択に異論があるという事実を全く受けとめようとしなかったのです。常任委員の多くは討論そのものを拒否し、宣言の内容についての話し合いは24日の実行委員会では一切行われませんでした。
 このまま、宣言の内容の討論を実行委員会が実質的に拒否したままで宣言が「パレード」の総意として「パレード」の名前で採択されることには大きな危惧を感じざるを得ません。
 一部の実行委員会のメンバーで決め手ことを押しつける現在の実行委員会のあり方にはっきりとノーという意志を表明するためにも、私たちは今日の宣言の採択は延期されるべきだと考えます。
 宣言は実行委員会ではなくパレード全体として宣言するものですから、今日のパレードの後のプライド集会において検討/討論し、決めることになります。当然その場では、パレード参加者は誰でも意見を言うことができます。 
 私たちはこの集会の場で私たちの意見を述べようと思っています。皆さんもぜひ、ご自分の意見を述べて下さい。そうやって討論しはじめることこそが、今、本当に求められているのだと私たちは考えます。
 忘れないで下さい、パレードはみんなのものです!!

1996年8月25日

OLP  田中 玲子
プロジェクトP  日比野 真

注)「プロジェクトP」の正式名称は「レズビアン?ゲイ?バイ?ヘテロ?......生と性はなんでもありよ!の会 プロジェクトP」。 


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