関西レインボーパレード2007

 先月10月の28日(日)に、第2回関西レインボーパレード(公式略称は「関パレ」です)が開催され、1326人が参加しました。パレード当日の映像があります。(ちなみに、忘れ物もあります)
 今年は、私も始めから実行委員会に参加しています。

いろんな意見の人が集まって創ったパレード

 今年のパレードは、昨年度と違い、実行委員会の立ち上げ時から、誰でも対等に参加できる形でスタートしました。その観点から、閉鎖的に立ち上げられた昨年度よりも良い創られ方をしている、と思います。
 ただ残念ながら、映画祭の準備などで忙しくて実行委員会の話し合いに私自身が十分に参加できなかった時期がありました。そのため、他の実行委員のひととちゃんと意見交換する時間が取れず、実行委員会としての決定事項には私自身には同意できないものもあります。ただこれは、私自身がちゃんと関わりきれなかった時期があったため、そういう時に「決定」が実行委員会で行われてしまったという面があるので、その後の実行委員会の会議の場とML上で一度明確に私の意見を述べただけで、それ以上しつこく問題提起することはしていません。 続きを読む 関西レインボーパレード2007

「レズビアン&ゲイ」という看板は、いついかなる時でも許されないの?

 「東京レズビアン&ゲイ・パレード」が「東京プライドパレード」に名称を変えました。このことについて私が「これで、少なくとも日本国内で、『レズビアン&ゲイ』の看板で開催されるパレードは1つも無くなりました。とてもよいことです」と書いたところ、佐藤博さんから鋭いツッコミを頂きました。日本には他にも「レズビアン&ゲイ」を看板にしたグループがあるけど、それはどうなんだ、というご指摘でした。
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クィア仲間と、野宿者排除について一問一答

 あるクイア系の人たちの中で、長居公園の野宿者の強制排除問題について話し始めた時の私の状況をみて、私の大切な友人が後からこう評しました。
「アレが起きている」
 そう、アレです。
 私たちがいつも、セクシュアリティーの話をしようとして、人々とのあいだに起きるアレです。 続きを読む クィア仲間と、野宿者排除について一問一答

永易至文さんの発言は、精神障害者を差別するものだと思います

 東京プライドが、実行委員の応募にあたってボランティアなりの経験があることを求めることに関連した永易至文さんの意見が、東京プライドの現職の理事としていかに無責任で厚顔無恥かは、既に書きました。今回は、永易さんシリーズの第2弾です。

 永易至文さんは、パレードなどのコミュニティー活動が「ごたごたする」理由として、「メンタル的に不安を抱えたり、あるいはメンタル的に傷つきやすい人が集まる傾向がある」「ある種、自分のなかの不全感や欠損感を抱えた人が、それを埋め合わせるものを調達しようとして集まってくる傾向」を挙げています。
 そして当然ながら、あまりに安易にこういう言い方をする永易さんは「精神障害者を差別するものだ」と批判を受けています。

 コミュニティー活動に、メンタル的に不安を抱えた人(など)が集まってくる傾向があることは、私は事実だと思います。しかし永易さんの最大の問題点は、永易さんご自身も「メンタル的に不安を抱えたり、あるいはメンタル的に傷つきやすい人」であり、永易さんご自身が「ある種、自分のなかの不全感や欠損感を抱え」ていて、「それを埋め合わせるものを調達しようとして集まってくる傾向」を体現している可能性に、真摯に向きあっていない(少なくとも私にはそう感じられます)という点だと思います。 続きを読む 永易至文さんの発言は、精神障害者を差別するものだと思います

「日本人で健全者の同性愛者のパレード」

 昨日1月21日は、いろんな人といろんなお話をした1日だったので、ちょっと報告。
 関西クィア映画祭関係の用事でドーンセンターに。用事を済まし、地下でやっている写真展「コミカル&シニカル 韓国と日本の現代写真:二人の女性のディレクターから見た一側面」に行こうとすると、偶然にO.G.C.(大阪ゲイコミュニティー)の会報発送作業に遭遇。暫しパレード談義など。非攻撃的な形で、率直に意見交換できたことがよかったです。
 パレードの名前については、多くの人に感心がありそうなことなので、少し付け足して、詳しく書き直しておきます。 続きを読む 「日本人で健全者の同性愛者のパレード」

問題は、TOKYO Prideによる恣意的な選別の可能性と、永易至文さんの無責任

 東京レズビアン&ゲイ・パレードの、来期の実行委員をTOKYO Pride/東京プライドが募集するにあたり、「(これまでに)ボランティアスタッフあるいは実行委員としての参加経験が1回以上あること」を条件にしていました。攝津正さんがこれに疑問を呈したところ、現在TOKYO Prideの理事でもあり、東京レズビアン&ゲイ・パレードに責任もある永易至文さんがコメントを書き込みました
 しかし内容的には、部分的には正しい認識を含んでいるものの、結局は自分の特権を開き直るもので、「昔からの左派運動」によくありがちな、「運動内の二重規範」を実践する自己中心的なものの考え方となっています。 続きを読む 問題は、TOKYO Prideによる恣意的な選別の可能性と、永易至文さんの無責任

「東京レズビアン&ゲイパレード」について(意見)

 「TLGP2007(仮称)に向けての説明会」を受けて、TOKYO Pride「東京レズビアン&ゲイパレード」の名称について意見を募集していたようなので、12/10の24時の直前に、私も以下のような意見を送りました。
 遠藤まめたさんが書かれたTOKYO Prideへのメールも、是非ご一読下さい。よりよりパレードを創るという観点から、丁寧に書かれています。tummygirlさんの意見も読んでみたい~ 続きを読む 「東京レズビアン&ゲイパレード」について(意見)

“みんな”で、“対等なかたち”で、パレードを!(その7)

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ナローバンドの方もおられるので、1ページあたりの長さが余りに長いとつらいと思うので 😀

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例 【(その1)コメント12】

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