日本における「バイセクシュアル」の可視性の歴史

 tummygirlさんが、「バイセクシュアルの不可視化を可視化する」という観点で、素的な文章を書いてくれました!
 相変わらず遅くなりましたが、せっかくなので、ちょっと書いてみます。私もtummygirlさんに負けず、長くなったので、いくつかに分けてお返事(笑)
 まずは、日本における「バイセクシュアル」の可視性の歴史について、最低限押さえておきたいこと。 続きを読む 日本における「バイセクシュアル」の可視性の歴史

男色右翼活動屋・馬場英行

私と同世代の同性愛者の活動家としてがんばっていた馬場ちゃんが、2004年9月30日に亡くなりました。
馬場英行さん追悼文集編集委員会」が、馬場ちゃんの追悼文集をつくってくれました。ありがとう。
以下は、そこに書かせてもらった私の追悼文です。

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「ヒッピーの言っていることも分かるんだけど、それはなんか、中華料理屋に行ってフランス料理がない事に文句を言っているように思える」という意見について

 わたしがゲイフロント関西の役員をしていた最後の年(2001年)に、「ゲイ」を冠する会の名称の変更を要求して、会の中で議論をしていました。その議論の中で書いた文章です。組織のあり方や、会というものの性格、決定権やヘゲモニーについて考えるためにいい材料になると考え、公開します。
(2001年3月 「UP&UP」掲載)

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「男ジェンダー」とホモフォビア

ホモフォビア(同性であると思われるものたちの間で、親密なもしくは性的な関係を持つことに対する嫌悪観や恐怖観)の原因を「男ジェンダー(男らしさの押しつけ)」の観点から考察した文章。ゲイリブが「異性愛男性並の特権」の獲得をめざす運動になってしまわないように、新たな解放運動の考え方を提起している。
(ゲイフロント関西の機関誌「ぽこあぽこVol.10」98年4月1日)

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帝国への夢

 ゲイフロント関西主催「いったいゲイってなんやねん97」において上演されたお芝居「帝国の落日」の公式パンフレットに寄稿した文章「帝国への夢」を掲載します。「帝国の落日」は社会の中で差別されているゲイたちが「ゲイの帝国」をつくるという内容の(おお、なんと乱雑なまとめ方!)お芝居でした。
(初出「帝国の落日」公式パンフレット 97年11月2日)

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女!男!うんざりだ!あらゆる‘暗黙の規範’から自由になろう!

「バイセクシュアル」について詳しく書いた、初めての文章です。最初だけあって荒削りですが、その分詳しく、意欲的に書かれています。もしかしたら今よりも丁寧かも(笑)
(ゲイフロント関西機関誌「ぽこあぽこ vol.6」 96年4月1日)

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