「レズビアン&ゲイ」という看板は、いついかなる時でも許されないの?

 「東京レズビアン&ゲイ・パレード」が「東京プライドパレード」に名称を変えました。このことについて私が「これで、少なくとも日本国内で、『レズビアン&ゲイ』の看板で開催されるパレードは1つも無くなりました。とてもよいことです」と書いたところ、佐藤博さんから鋭いツッコミを頂きました。日本には他にも「レズビアン&ゲイ」を看板にしたグループがあるけど、それはどうなんだ、というご指摘でした。
続きを読む 「レズビアン&ゲイ」という看板は、いついかなる時でも許されないの?

「日本人で健全者の同性愛者のパレード」

 昨日1月21日は、いろんな人といろんなお話をした1日だったので、ちょっと報告。
 関西クィア映画祭関係の用事でドーンセンターに。用事を済まし、地下でやっている写真展「コミカル&シニカル 韓国と日本の現代写真:二人の女性のディレクターから見た一側面」に行こうとすると、偶然にO.G.C.(大阪ゲイコミュニティー)の会報発送作業に遭遇。暫しパレード談義など。非攻撃的な形で、率直に意見交換できたことがよかったです。
 パレードの名前については、多くの人に感心がありそうなことなので、少し付け足して、詳しく書き直しておきます。 続きを読む 「日本人で健全者の同性愛者のパレード」

問題は、TOKYO Prideによる恣意的な選別の可能性と、永易至文さんの無責任

 東京レズビアン&ゲイ・パレードの、来期の実行委員をTOKYO Pride/東京プライドが募集するにあたり、「(これまでに)ボランティアスタッフあるいは実行委員としての参加経験が1回以上あること」を条件にしていました。攝津正さんがこれに疑問を呈したところ、現在TOKYO Prideの理事でもあり、東京レズビアン&ゲイ・パレードに責任もある永易至文さんがコメントを書き込みました
 しかし内容的には、部分的には正しい認識を含んでいるものの、結局は自分の特権を開き直るもので、「昔からの左派運動」によくありがちな、「運動内の二重規範」を実践する自己中心的なものの考え方となっています。 続きを読む 問題は、TOKYO Prideによる恣意的な選別の可能性と、永易至文さんの無責任

「東京レズビアン&ゲイパレード」について(意見)

 「TLGP2007(仮称)に向けての説明会」を受けて、TOKYO Pride「東京レズビアン&ゲイパレード」の名称について意見を募集していたようなので、12/10の24時の直前に、私も以下のような意見を送りました。
 遠藤まめたさんが書かれたTOKYO Prideへのメールも、是非ご一読下さい。よりよりパレードを創るという観点から、丁寧に書かれています。tummygirlさんの意見も読んでみたい~ 続きを読む 「東京レズビアン&ゲイパレード」について(意見)

2種類の「同性愛者のアイデンティティーの政治」

 tummygirlさんが、「バイセクシュアルの不可視化を可視化する」という観点で、素的な文章を書いてくれました!
 ずいぶんと間があいてしまいましたが、それへのお返事にあたる記事です。前回の「日本における「バイセクシュアル」の可視性の歴史に続き、今回は「2種類の『同性愛者のアイデンティティーの政治』」について。 続きを読む 2種類の「同性愛者のアイデンティティーの政治」

日本における「バイセクシュアル」の可視性の歴史

 tummygirlさんが、「バイセクシュアルの不可視化を可視化する」という観点で、素的な文章を書いてくれました!
 相変わらず遅くなりましたが、せっかくなので、ちょっと書いてみます。私もtummygirlさんに負けず、長くなったので、いくつかに分けてお返事(笑)
 まずは、日本における「バイセクシュアル」の可視性の歴史について、最低限押さえておきたいこと。 続きを読む 日本における「バイセクシュアル」の可視性の歴史

【全体目次】サヨナラ、おまかせ民主主義~まず関西レインボーパレードから

開かれた、民主的な、多様性のあふれるパレードを、みんなで創ろう!

今度の日曜日、あなたも関西レインボーパレードに行こう!

これまでの経過(ひびの史観)

関西レインボーパレードの何が問題なのか
  ●閉鎖的な「立ち上げ時の実行委員会」
  ●パレードは公的なイベント
  ●実行委員会内部に序列をつくるのは何故?

尾辻かな子さんについて
  ●政党との関係について
  ●「大事なことはみんなで決める」
  ●社会運動の中のダブルスタンダード(二重基準)
  ●尾辻さんにみんなの意見を伝えて
  ●意見の不一致は、私たちの豊かさ

サヨナラ、おまかせ民主主義~まず「私たちのパレード」から
  ●声を上げたから実行委員会は公開された

【パレード5】サヨナラ、おまかせ民主主義~まず「私たちのパレード」から

 私は、まず、私の周りから民主主義を実現したいと思っています。
 「大きな目的」のために、私の周りで、運動の中で、理不尽な間違いを黙認させられるのはもうこりごりです。そのために私は、まず自分の場所で声を上げていきます。
 民主主義は「棚からぼた餅」で手に入るものではありません。一つ一つの現場で、一人一人が努力することで、創り上げていくものなのだと思います。 続きを読む 【パレード5】サヨナラ、おまかせ民主主義~まず「私たちのパレード」から

【パレード4】尾辻かな子さんについて

政党との関係について

 mixiなどネット上で、尾辻かな子さんがパレードの事務局長をしていることへの否定的な言及がかなり見られます。しかしその意見の多くには、私は賛成できません。
 例えば尾辻さんが社民党や「みどりの会議」との関係を持っているということを問題視する人がおられますが、パレードや実行委員会には、その人の思想信条や所属団体に関わらず、誰でも参加できるのが当然だと私は思います。右翼であっても、左翼であっても、宗教団体に参加している人であっても、誰であっても対等に、パレードや実行委員会には参加できるべきです。性的少数者にはいろいろな考え方の人がいるわけですから、パレードにも実行委員会にもいろいろな考え方の人がいることは、喜ぶことではあっても、いかなる問題もありません。 続きを読む 【パレード4】尾辻かな子さんについて

【パレード3】関西レインボーパレードの何が問題なのか

閉鎖的な「立ち上げ時の実行委員会」

 今回の「関西レインボーパレード」とその実行委員会がつくられる過程は、閉鎖的で、「密室政治」という言葉そのものでした。ギョーカイの一部の人にだけ声を掛け、実行委員会に参加できる人を選別し、「どのようなパレードを行うのか」というパレードの根幹部分については一部の人だけで勝手に内容を決めて、一方的/通告的にコミュニティーに対して呼びかけが行われました。
 関西にも、たくさんの当事者団体があり、多くの当事者がいます。本来パレードの主人公となるはずのそういった当事者たちは、事前に意見を求められることもなく、従ってパレードについての開かれた形での話し合いの場も一度も設けられていません。当初の実行委員会は、自分たちの手足として使える「ボランティア」は募集しましたが、例え関西在住の性的少数者の当事者であっても、実行委員会に参加することが権利ではありませんでした。 続きを読む 【パレード3】関西レインボーパレードの何が問題なのか