現にここにある矛盾を顕在化させ イスラエルを自分の位置から批判するために

インパクション表紙

 ずいぶんと昔になりますが、インパクション誌132号(特集「暴力と非暴力の間─複数の場からの9・11以降」2002年発行)に寄稿した文章です。サイトに未掲載でした。

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たとえそこがどこであっても

「バイセクシュアル」の主張と、パレスチナの国際連帯運動(ISM/International Solidarity Movement)の非暴力直接行動への参加、イスラエルで「No Pride in the Occupation」と掲げる反占領の立場のQueerグループのこと、セクシュアリティーの話と反戦運動について、総合的にまとめて書いた文章です。ここ数年のわたしの活動のまとめのような文章になっています。超長文。英語版もあり。
(2003年9月 イタリアの雑誌「DeriveApprodi」に寄稿したもの)

日本語版
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問うべきは私たち一人一人の「生き方のスタイル」。「同性愛者」を中心としないクイア運動を目指そう!

 昨年のことです。パレスチナ関係で知り合ったある活動家と話をしていて、嫌な思いをしました。その活動家は、様々な人権問題についても総合的な取り組みをたくさんしている、その筋ではとても人望のある人です。飲み会の席で、その人に軽く「レズビアン・ゲイ・パレード」には問題がある、と言ったら、全く耳を傾けてもらえなかったのです。セクシュアルマイノリティの人権にも配慮しているという感じで、その人は、「レズビアン・ゲイ・パレード」がいかに大切か、私に説こうとしたのでした。
(「人民新聞(1156号)」掲載2003/9/25)

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日本国外務大臣あての要請書

「はじめまして。私は現在イスラエルにおいて身柄を拘束されている日比野真と言います。私は川口さんに外務大臣として公式にイスラエル政府に対して抗議を行っていただきたいと思い、お手紙を差し上げました。……」
(在テルアビブ日本大使館員を通じて、イスラエル訪問中の川口外務大臣宛に提出した要請書です)

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