「バイセクシュアル」の主張と、パレスチナの国際連帯運動(ISM/International Solidarity Movement)の非暴力直接行動への参加、イスラエルで「No Pride in the Occupation」と掲げる反占領の立場のQueerグループのこと、セクシュアリティーの話と反戦運動について、総合的にまとめて書いた文章です。ここ数年のわたしの活動のまとめのような文章になっています。超長文。英語版もあり。
(2003年9月 イタリアの雑誌「DeriveApprodi」に寄稿したもの)
カテゴリー: 反戦運動
問うべきは私たち一人一人の「生き方のスタイル」。「同性愛者」を中心としないクイア運動を目指そう!
昨年のことです。パレスチナ関係で知り合ったある活動家と話をしていて、嫌な思いをしました。その活動家は、様々な人権問題についても総合的な取り組みをたくさんしている、その筋ではとても人望のある人です。飲み会の席で、その人に軽く「レズビアン・ゲイ・パレード」には問題がある、と言ったら、全く耳を傾けてもらえなかったのです。セクシュアルマイノリティの人権にも配慮しているという感じで、その人は、「レズビアン・ゲイ・パレード」がいかに大切か、私に説こうとしたのでした。
(「人民新聞(1156号)」掲載2003/9/25)
いま私たちが闘うべき相手は イラクのフセイン大統領ではない。
ブルカは女性差別?
アフガニスタンのタリバンは、女性に「ブルカ」をかぶることを強制してきた。日本や欧米の一部の人たちは、このことを取り上げて、「タリバンは女性差別的だ」と主張し、人によってはタリバンへの攻撃を正当化する理由にさえしている。
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私はテロリスト…。
私たちはジェンダーを擁護する共犯者。制度の外に出る気は始めっからない。
戦時性奴隷制度(従軍慰安婦制度)について書いたチラシに、コラムとして書いたテキストです。以下の一文で始まる、きりっとしまった文章。
「今ここ、目の前に不正がある以上、その不正をただすことによってのみ平和は訪れる。」
共犯者には、ならないよ!
政府が設置した「慰安所」という名のレイプセンターに連れてこられで強かんされ続けた元従軍慰安婦たち、その元慰安婦たちが、たった今も日本政府に謝罪を求めている。その声を日本政府は、日本社会は、私たちは、黙殺し続けている。
元従軍慰安婦の問いかけには応えない、日本がやった戦争の被害者の声を無視する、そんな日本社会のあり方は、元慰安婦に対するセカンドレイプに他ならない。それは、たったも今も、元慰安婦たちが戦争にさらされ続けていることを意味する。今わたしが、本当に「戦争反対」と言うのであれば、「従軍慰安婦問題」正確には「旧日本軍性奴隷制度」のことも考えずにはいられない。
(以下の文章は、2001年3月に書いて、私が出演したライブ会場で配布したものの再掲載です。)
「日本大使公邸人質解放事件について」
HIP’s Home Page 臨時コミュニケ。トュパクアマル革命運動(MRTA)によるペルー日本大使公邸占拠に対し、ペルーのフジモリ大統領が武力介入を行ったことに対しての、HIP’s Home Pageの臨時声明。
(1997年4月24日 掲載)