「2001年 夏だ!ストップ性暴力キャンペーン」に
参加しませんか?

 胸やお尻を勝手に触られること、しつこくつきまとわれること、ひたすら「おんなのこ」扱いされること-----例えばこんな性的な暴力は、ライブ会場やクラブなどでは決して珍しいことではありません。
 しかし今や時代は、男女雇用機会均等法によって、事業主のセクシャルハラスメントの防止配慮が義務とされる時代です。いつまでも仲間内で「なぜ性暴力がいけないのか」をただ話し合うだけではなく、実際に私たちの生活の場における性的な暴力を減らしていくためにはどうしたらいいかを考え、話し合い、そしてそのための取り組みを進めることが大切でしょう。
 今回私たちは、プロジェクトPの中に「2001年 夏だ!ストップ性暴力キャンペーン」のプロジェクトを設置し、とりあえず8月7日と8日に京大の西部講堂で行われる「天幕渋さ祭り(渋さ知らズやROVOなどが出演。フリーライブもあり)」において「2001年 夏だ!ストップ性暴力キャンペーン」を行ってみようと考えています。私たちもこういったキャンペーンを行うのは初めての試みであり、どのような取り組みができるのかということについても試行錯誤となると思います。また、もしかしたら当日までに十分な準備ができず間に合わない可能性もないとはいえません。
 もしこういった取り組みにご関心をもたれた方がおられましたら、一緒にキャンペーンを創りませんか?「私たちは、そこがどこであろうと、性的な暴力を許さない!」そんな思いを、一緒に表現できれば、とてもうれしいです。
 ご連絡、お待ちしています。

2001年 夏だ!ストップ性暴力キャンペーン・プロジェクト


プロジェクトPとは・・・
 正式には「生と性はなんでもありよ!の会 プロジェクトP 」といいます。1994年に浅田彰さん・平野広朗さんの対談企画(ゲイの11月祭天国)を行ったことがきっかけで発足し、笹野みちるさんを招いてのレズビアン企画などを行いました。その後は活動の幅を広げ、バイセクシュアルの存在を無視することもあるL&Gコミュニティーへの働きかけや、トランスジェンダーの存在を前提として性別二元論を問う企画への協力、SM/おたく/従軍慰安婦問題/男のジェンダー問題などについて考える連続ワークショップの開催、アサーティブネストレーニング(積極的自己主張)の試み、丁寧なコミュニケーションのための場/カフェパーティーの企画、ニュースレターの発行などもしました。他にも、性労働者(セックスワーカー)の労働権のための活動や、性暴力をなくすための活動をしているメンバーもいます。プロジェクトPは、そういった様々な活動を通じて、これまでの〈男〉⇔〈女〉を前提とした人間関係とは違う、新しい、人と人とのつながり方を模索していければなあと思っています。
 完全ミックスの集まりで、性別(セックス・性自認・性指向など)などは一切不問です。運営も「オープン・ミックス・パブリック」を旨として行われており、活動に関心のある方はどなたでも参加できます。最近は参加者数も以前より一桁減り(数千人だったなら数百人になったということ)弱小サークルですが、そのぶんだけていねいに京都を基盤に顔の見える関係をつくり、お互いの問題や関心に相互につきあい協力しあっていけるような集まりを目指しています。
 街に出かけて表現しよう!希望への荷担を忘れることなかれ!

(プロジェクトPについて、詳しくはここへ!)

 

お問い合わせ先
「2001年 夏だ!ストップ性暴力キャンペーン・プロジェクト」
電子メール:(アドレスが変わったので記述を削除しました)(日比野)
郵便振替口座:01040-1-23095  プロジェクトP


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