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サパティスタ民族解放軍 公式コミュニケ(声明)
マルコスが、同性愛者であるかどうかについて

 メキシコの南東の山の中から。
 副司令官 マルコス
 1994 年5月


 マルコスは、サンフランシスコのゲイである。 そして、南アフリカの黒人であり、 ヨーロッパのアジア人であり、 スペインの無政府主義者、 イスラエルのパレスチナ人、 観光地の先住民である。 貧民街の暴力団員、 由緒正しい大学のロックミュージシャン、 ドイツのユダヤ人、 国防省の中の人権擁護者、 政治的な政党の中のフェミニスト、 冷戦後の共産主義者、 ボスニアの平和主義者、 ギャラリーも地位もない芸術家、 メキシコのあらゆる都市や場所に暮らす、土曜日の夜を過ごす家庭の主婦、 20世紀の終わりにおけるメキシコのゲリラ、 御用組合の中でストライキをする者、 フェミニズム運動の中のセクシスト、 午後10時に地下鉄の駅に1人でいる女性、 土地のない農民、 地下出版社の編集者、 失業した労働者、 オフィスのない医者、 流行にはずれた学生、 ネオリベラリズムに反対する反対派の人、 著書や読者を持たない作家、 そしてもちろん、メキシコの南東部のサパティスタ。 言い換えるなら、 マルコスは、この世にどこにでもいるような人間である。 マルコスは、 受け入れられず、抑圧され、単に利用されている、すべてのマイノリティーであり、抵抗し続ける少数派だ。 そしてこう言っている。

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「もう、たくさんだ!」

彼は、いま話し始めている少数派の、1人1人である。そして彼は、口を閉じて黙り人の話を聞かなければならない多数派の、1人1人である。

彼は、話す方法を、彼ら自身が話すための方法を探している、あらゆる受け入れられていないグループの一つ一つである。

パワーを創り出すもの、そして、権力の中にいる人たちのあの不快な「良識」--これがマルコスである。

あなたは歓迎される、司法長官のオフィスの親愛なる紳士。
私は、あなたに奉仕するためにここにいる。

 Mexicoメヒコ(英語読みでメキシコ)もホモフォビアのひどいところらしい。
 一時期、メヒコでは「サパティスタ軍の副司令官マルコスは、サンフランシスコにもいたことがあるゲイである」という噂が流れた。政府系の新聞は1面トップでこのことを書き立てた。もちろん、サパティスタ軍の評判を落とすための「悪口」のつもりなのだろう。それに対するこたえがこのコミュニケだ。
 私、ヒッピーは、以前からサパティスタ民族解放軍のファンであったのですが、このコミュニケを読んで、ますますサパティスタが好きになった。生死をかけた闘いの中においてさえもホモフォビアとの闘いを決して放棄しないマルコス副司令官に、いま同時代を生きるものとして、こころから共感します。(日比野 真)

1997年1月1日・サパティスタ民族解放軍 武装蜂起3周年の日に



サパティスタ民族解放軍についてはここにあるひびのによる説明をクリックして下さい。
また、膨大なコミュニケ(英語・スペイン語)はここから探して下さい。


日本における先住民族・アイヌ・関連情報

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