第3回東京レズビアン・ゲイ・パレード
資料集
1996年に開催された「第3回東京レズビアン・ゲイ・パレード」で起きた一連の出来事についての資料集をプロジェクトPが作成しました。このページはそのWWW版です。分量が大変多いので、ぜひ印刷された「パレード資料集」をお買い求めください。「パレード資料集」には、このサイトのすべての資料が収録されています。
申し込みは、通信欄に「パレード資料集希望」と明記して郵便振替口座「01040-1-23095 プロジェクトP」まで700円(送料・手数料込み)を入金してください。売り切れ御免!早いもの勝ちです。売り切れました。
この「パレード資料集」は、東京であれば「LOUD」で読めるはずです。関西圏の方は、直接ひびのまでお問い合わせください。
第3回東京レズビアン・ゲイ・パレードを巡るパレード資料集
編集・発行 プロジェクトP
B5版 63ページ リソグラフ印刷 1997年発行 定価500円
パレード資料集・目次(WWW版)
- はじめに
- プロジェクトP排除問題についてのあらましとHIP's
Home Pageに寄せられたご意見
- パレード前日の実行委員会の様子
- パレード当日の様子
- パレード以後の様子
- 他団体や個人の発言
- 日比野の主張
- いったい何が問題だったのか?
- パレード宣言(案)の内容について
- 基本文献集
- 第3回L&Gパレード実行委員会の実行委員登録のお誘い
(L&Gパレード継続実行委員 小林広明 中山晋作 南定四郎 2/18)
- 第3回L&Gパレード実行委員会基本方針
(L&Gパレード継続委員会 小林広明 中山晋作 南定四郎 2/11)
- ゲイフロント関西の実行委員会登録にあたっての意見書
(ゲイフロント関西 代表 森田真一 4/10)
- プロジェクトPが実行委員会登録にあたって出したお手紙と提出した意見書
(プロジェクトP 4/12)
- プロジェクトPの実行委員会登録を拒否する手紙
(レズビアン・ゲイ・パレード継続委員会 小林広明 中山晋作 南定四郎 4/24)
- プロジェクトPの登録拒否の撤回等を求めるお手紙と要望書
(プロジェクトP 6/25)
- 第3回レズビアン・ゲイ・パレード実行委員会への要望書(署名・議案)
(最終で、12団体89名が署名。8/24実行委員会において議案として提出)
- 第3回レズビアン・ゲイ・パレード宣言(案)
(第3回レズビアン・ゲイ・パレード実行委員会 8/25)
- 「私は誇り高きバイセクシュアル」
(日比野 真 8/25 パレード当日配布したProject Press号外からの抜粋)
- パレード当日配布したビラ「実行委員会からのプロジェクトP排除に抗議します。」
(田中 玲子・日比野 真 8/25)
- 第3回L&Gパレードの真相
(南定四郎 インターネットの「LGN」のページに掲載 9/25)
- 差別されたい人々
(磯貝宏 インターネットの「LGN」のページに掲載)
- 第3回レズビアン・ゲイ・パレードを.私たち豊かな関係を築き上げていくきっかけとするために
(田中 玲子・日比野 真 9月 「ラブリスダッシュ」およびゲイフロント関西「UP&UP」に同封してもらい、配布。)
- 磯貝宏パレード実行委員の「レズのくせに…」発言に関する要望書、及び「レズのくせに何しやがるのか」発言に関する証言
(12団体104名が署名。10/22に実行委員会宛に発送)
- 返送されてきた「レズのくせに…」発言に関する要望書
(牛込郵便局 11/6)
- 第3回レズビアン・ゲイ・パレードにおいて発生した一連の事件に関する札幌ミーティングの見解
(札幌ミーティング 11/2)
- 第3回L&Gパレードについて
(ゲイフロント関西運営会議 12/15)
こんにちは。
1996年8月25日の第3回レズビアン・ゲイ・パレードで起こった出来事についての資料集をお届けします。
あの時いったいどんなことが起こったのか、それはどうしてなのか、誰がどういうことをしたのか......。できるだけ多くの人が自分自身で考えることができればと思い、ナマの資料を多く盛り込みました。また文書化しておくということは、後々の人が正確に事実を知ることができるようにしておこうということでもあります。(日本には、従軍慰安婦の強制連行はなかった、などと言う人もいるようですし。)
東京で行われたレズビアン・ゲイ・パレードは昨年で3回目でした。全国にいる仲間が集まり公然と街を歩くことによって得られる自信・安心感は決して少なくないいはずです。また、パレードをきっかけとして新たな出会い・ネットワークが広がるということも珍しくありません。さらに、「観られる」場所としてのパレードに参加するのであれば、逆に自分を・自分たちを・またその主張をどうやって「観せつけて」いくのか、「社会が悪い」と愚痴るだけでなく逆に社会に自分こそがいかにかっこよく効果的に表現していくかに挑戦することもできます。実際に多くの人が参加し、それぞれのやり方で楽しんできたレズビアン・ゲイ・パレードは、「みんなのパレード」として大きな意味があるものになってきていたと思います。
とはいえ、そんなパレードにもいくつかの問題があるということが顕在化したのが第3回のレズビアン・ゲイ・パレードだったと私は思います。「私たち」は、一見同じように見えていて、実は抱えている問題も表現したいこともコミュニケーションの方法もほんとうに様々なんだ、ということがもうばれてしまいました。とすれば、どういうパレードを行いたいのかについて1人1人が考え発言し積極的に運営に関わっていくこと、時には自分たちでパレードの実行委員を務めること(場合によっては新たに実行委員会をたちあげること)も必要だということになります。誰か立派な人に任せておく(又は面倒なことは押しつけておく)というやり方では、パレードが今後広範なものとしてもっとハッテンしていくのは難しいでしょう。
さあ、あなたはどうする?
何年後になるかは分かりませんが、次のステップのパレードを、各地で創り上げていく上での参考にこの資料集がなれば、うれしく思います。
是非、ご感想をプロジェクトPまでお寄せください。お待ちしています。
1997年9月10日
レズビアン?ゲイ?バイ?ヘテロ?......生と性はなんでもありよ!の会 プロジェクトP
日比野 真
付記:
現在インターネットでしかアクセス・連絡ができなくなっている「レズビアン・ゲイ・パレード実行委員会」は、どうやら今年も「第4回レズビアン・ゲイ・パレード」を8/17に行ったようです。アドンが休刊し、大規模な広報もされていないためか、参加者は約70名にまで減ってしまったという話を聞きました。実行委員会からは1枚の紙が配布され、そこには「1.人権政策の確立を求めよう 2.同性愛者に対する差別をなくしましょう 3.感染経路によるエイズ差別をなくしましょう」と書かれていたそうです。(以上、ゲイ・フロント関西「UP&UP」参照)去年のことを全くなかったことにして何の反省もなくやろうとする限り、現在実行委員会を名乗る人たちによる「レズビアン・ゲイ・パレード」は、多くの人の注目を集めることはないでしょう。今からでも遅くはありません(ホントは遅すぎる)。実行委員会の人たちは、「レズのくせに」要望書に応えてください。公の形で実行委員会を開いてください。
今年10/10には、「10月10日はダイクの日」として「DYKE MARCH in TOKYO」が行われる予定になっています。チラシには「ダイク・マーチはレズビアンと、私たちを応援する皆さんのためのパレードです。一緒にお祝いしてくれる方のセクシュアリティー、性別は問いません。是非ご参加ください」とあります。主催の「日本ダイク協会」の連絡先は、東京都新宿区富久町8−27ニューライフ新宿東305JOKI内「れ組スタジオ東京」気付、PHS 050-883-7568、E-mail dykes@anet.ne.jp。
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